
念願の『日本酒ワゴン』さんのイベントに参加!
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愛する料理屋さんに「日本酒好きな友人がね、少人数制で日本酒の会を開いてるの」と伺ってから早数か月…。
コロナ渦ということもあり、なかなかタイミングがつかめないまま過ごしていたものの、年末に開催の知らせを見つけ「あ、いまだわ」と。
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こう、歳を重ねてからいろいろなことを無我夢中で追いかけることはなくなった。代わりに、どんぶらこと流れに身をゆだねれば、きちんと良い岸にたどり着くことも知った。
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振り返れば、今日もそんな日。
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日本酒ワゴンオーナー・村瀬さんのお料理 どれもお酒に合うものばかり
“奈良を巡る”をテーマに開催された今回のお席。オーナー・村瀬昌子さんが事前にセレクトしてくれていた奈良酒とともに、お手製のお料理をいただきます。
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「どーぞー」と明るい声とともに運んできてくださった料理にもう、ため息。どれもこれも手が込んでいることも、たまらん酒×料理への愛情が込められていることも、一目でわかる(なぜなら私はとても面倒くさがり。そしてもちろん酒好きだから)。
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「美味しいお酒飲むために、料理作りたくなっちゃう」…って、ほんとう、これを天職と言うのだろうなぁ。
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ワカメの酢の物、水菜とお揚げの炊いたん、酒粕クリームチーズ和えに白ネギのグリル。お手製お稲荷さんは、もったいなくていちばん最後まで取っておいた。
この日用意されていた日本酒は、以下の6銘柄。
- 風の森 秋津穂507 2021(油長酒造)
- 猩々(しょうじょう) 無濾過生原酒 後鬼2020BY(北村酒造)
- 櫛羅(くじら) 無濾過生原酒2020(千代酒造)
- 花巴(はなともえ)水もと木桶仕込 無濾過生原酒2019(美吉野醸造)
- 生もとのどぶ6号火入れ(久保本家酒造)
グラスが空くと「どれがいいー?飲んで飲んでー」と昌子さんが好きなお酒を注いでくださる…女神か。
燗にしたどぶにあわせて、なんとも品のいいトンカツとどて煮まで出てくる…最高やろ(エセ関西弁)。

衣にスパイスをきかせた衣サクサクトンカツ&どぶ燗
6銘柄ともたんまりいただいたけれど、いちばんのお気に入りは「花巴」だったかなぁ。
香りの個性がしっかりしているけれど、いわゆる今流行りのフルーティーな香りとはちょっと違うの。昔ながらの…木の清涼さや柔らかさ、熟成を感じる香り。やっぱりこういう自然に近いお酒が好きなのかもしれない。
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その日の参加者さんたちと、お気に入りの1本についてあれこれ語るのもなんとも楽しく。
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お酒でつながるご縁って素晴らしいなぁと思ったし、「すき」という力で文化は受け継がれていくのであろうと強く実感した1日。
日本酒ワゴンを後にしてから、ひと言お礼を伝えたく愛する料理屋さんに足を運び焼酎をいただき、またその足で、帰り道の途中にあるお気に入りのお店に立ち寄り、ワインとウイスキー。
酒好きとして一片の悔いナシな休日だったな。
ちなみに、次回の日本酒ワゴンは「日本酒×甘味」の研究会とな…あぁもう、今から楽しみ。
すてきな時間をありがとうございました&ごちそうさまでした。