おいしいね。

ねこ

鯛のアラを加熱中。

火の元を見守るうしさんが可愛くて愛しくて、泣ける。

お盆前。

まりりんが亡くなるその朝、「何なら食べられるかな。何か食べよう?」と言いながらあれこれ出したなかで、口にしたのがちゅーるだった。

あれが最後になるなんて、ちゅーるすげぇ、と思ったし、まりりんが飢えて死なずによかった、と思った。

人でもなんでも、生きものはみんなそうよね。「食べられる」ことの、ありがたさ。

そんなことを思いながら、美味しいねぇとうしさんと鯛のアラをいただく夜。気付けばもう、鈴虫が鳴いている。