天満の夜。

deep。初天満。
駅外には屋台が並んでいて、夜23時のホームにはマスクを半分ずらした赤ら顔の人たちがいっぱい。

どうやって飲み屋のお姉ちゃんのお尻を触るか語り合う若者や、足をもつれさせながら階段をかけ上がる人。愛想笑いに早く帰りたい気持ちを隠しきれないサラリーマン。

酔っ払っいは誰もがほんとにしょうもなくて、愛しい。

酒を酌み交わす場を提供してくれる飲食店。お酒を卸す酒屋さん、お酒を造る人に原料を育てる人。荷物を運ぶ人、電気をつくる人… 。

不要不急ってなんだったんだろう。なぜか、数年前を色濃く思い出した上弦の夜。

日付が変わる間際、がたんごとんと私たちを運んでくれる運転手さんもお疲れさまです。

ちょっとやそっと遅れたところで、そんなに謝っていただかなくていいのよ。さ、帰りましょう。